ちょっぴり照れちゃうけど、この記事を

さそPが動画を削除されるとのこと:すごろく格納庫(中)

上記引用tweetの通り、7月末をもって、さそPが動画を削除されるとのことです。
言うまでもなく、私個人としては、誰のどのような作品であるかを問わず、一つでも多くのニコマス動画が、一日でも長くニコニコ動画にあってくれればいいと願っています。まして、さそPは私にとって、思い出と思い入れの深い作者ですから、その作品がニコニコ動画上で見られなくなることについて、惜しさ、寂しさは、なかなか言おうとしても言い尽くせない気持ちがありますが、いろいろと事情があってのご決断のようですし、湿っぽいことは申しません。



Spell for me,Spell for me.


この記事に目を通した時、ふっとフラッシュバックしたのは、この場面。
この真を思い出した時、そこに投影したのはVinegar56%さんだったのか、それとも私自身だったのか。
いずれにしても、視聴当時には意識していなかった大きな一撃を、この動画から受けていたようです。
私は以前にも、さそPが投稿動画を非公開に設定すると公表された際、Vinegar56%氏を経由してそのことを知ったということがあって。


真剣であったひと。


その時に私は「さそPの動画は、血の味がする」と記したのでした。
思うに、さそPという方は、動画に己の血潮を通わせることの出来る、稀有な才をお持ちだったのだなと。
その才能が、ちょうどアイマスの在りようが大きく動いた時期、2009年から2013年という、
何もかもが揺らぎ、皆が拠り所を再規定しようと模索していた時期とぶつかることで、
数多のニコマス動画の中でも際立って血肉を備えたアイドル達を現出させたのだろうなと。
そしてそれは、強いられてのことではなく、そうすることこそがさそPという方の在り方であり、
当時の私が案じたような危うさとは、彼のものではなく、実のところ私自身が抱いていた危うさであったのかなと、
今にして考えています。


こう、書きながら自分の考えであったり、さそPの動画の意味であったりを整理できればと思ってたんですけど、
すごろくさんの様にはいかないものですね。
せめて、精いっぱいのありがとうを贈ります。
私は、さそPがニコマス動画を作り、発表していた時期、そしてそれを見ることができる時期に、
この場に居られて幸福でした。
これからの貴方の道程が、どうか幸多く、光あるものでありますように。
ありがとうございました。