2011年下半期ニコマス20選20選+1&1

ニコマス20選、全エントリーの閲覧を終えました。
全部に目を通した後の私は、こんな感じ。

いやー、皆さん良いパンチもってるわ。楽しかった。
で、まぁせっかく全部見たので、この643件(No.531なっしゅさんのマイリストが非公開設定になっており、閲覧できませんでした)で20選をやってみようかなと。
私が「いいな」と感じた2011年下半期ニコマス20選を20エントリー、勝手に紹介させていただきます。
選考基準は完全にフィーリング。では。
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01
悪来(仮)さん 2011年下半期ニコマス20選

まず始点として、こちら。
何ヶ月か何年か後に「2011年の後半ってどんなだったっけ」と聞かれた時、このリストは模範解答となるんじゃないかな。
いい意味で遊びのないチョイス。そして、選考理由が明瞭なコメント。
実際、リスト巡り中に頭が混乱して来た時に、このリストとコメントで思考をリセットさせていただきました。
まちがいなし。
02
谷山君 2011下半期秋月涼20選

あえて「谷山さん」ではなく「谷山君」と呼ばせていただきますよ。
20選巡りをすると決めた時、とりあえず探したのがこの方。
谷山君って誰?という方は「たにりょう」の大百科を参照していただければ。
この方は2010年上半期より、四期連続で「秋月涼20選」を提出しておられます。
「プロデューサー」ではなく「ファン」を体現している方。カッコイイ。
03
ami=goさん 2011年下半期瑞樹15選

誰?
というのが、初見時の感想。
いや、不勉強で申し訳ない。マジで知らなかったんですよ、彼女の事。
大百科によると、なかなか良いキャラを持ってるんですねぇ。
今まで、それなりに好き嫌いせずに見てきたつもりだったんですが、なんというか……アイマス怖いわー。
彼女メインで20選が成立するのも凄いし、それを堂々とやり切ったami=goさんも凄い。
こういうリストに巡り合えるのも、20選の醍醐味だなぁ。
余談ですけど、12年はモバマス20選やる人が出そうですね。
あと、彼女の事を調べて見つけた、中子右子と一緒のやよいで死んだ。
04
RODYさん 2011年下半期ニコマス20選

単品としても凄く選んだのだけれども、VRFでのみんなのカラフルなコメとパブリックでのPたちの泣声と歌詞とステージのシンクロニシティーと、全てがあって感動で涙でした。
それもあり、私の中でニコマス最高の作品の1つです。
本当にありがとうございます。
VRFのあの場に居られたので今回20選初参加させてもらいました。

卓球Pがこれを読んで泣いたのは確定的に明らか。
選考のコンセプトは「明るく!楽しく!あと感動!」。
これから先、ちょっと凹んだ時にお世話になりそうなリスト。
誰にでもオススメできる20本だなぁと。
05
potechiP ブログ:今更とかだいすきだから(´・ω・`)
ブログ勢トップバッターはこちら。
見易い。わかりやすい。そして軽い。
私はどーしてもスクショをデカく貼ってしまうんですけど、このサイズでも魅力というのは伝えられるんだなと。
秀逸なのはcrongPの「Hi-Fi」へのコメント。見てから読んだ時の「そうそう」感が異常。
あと、ノベマス系や音系ではスクショを排しているのも、思い切りがいいなと。伝えるべきものがハッキリわかってるんだなぁ。
くやしい!でもオススメしちゃう!
06
SWORDSTRIKEさん ニコマス2011 下半期20選+サムネ一選

アケ時代からのプロデューサーさんなのですね。先輩と呼ばせてください。
コメントのひとつひとつが、とてもあたたかい。
私もアニマスの第1話やら13話やらを見た時は、胸に来るモノがありましたが、きっとこの方には、もっともっと色々なものが押し寄せたんだろうな。
などと、目頭を熱くしつつ後半に目をやったら、唐突に私が大好きな疑似m@sが現れてむせた。
油断してました。先輩パネェっす。
07
HBP 2011下半期20選

で、その疑似m@sの制作者であるHBPのリスト。
わかりやすいなぁ。この方がニコマスに求めているものが、喜怒哀楽の「楽」であると、一発で把握できます。
また嬉しい事に、私と「楽」のベクトルが近そうだなぁと。
20本中、私との被りは1作。サムネ1選を入れれば2作。
他の19本も大好きなものばかりで、よくぞこれを選んでくださった!と感謝したい。これとかこれとか。
そして、被った1作と、そのコメントに感謝。マジで握手したい。
08
むすひらP 2011年下半期ニコマス20選

「もし仮に私がもうひとり居たら、この20作を選んでいたかも」と感じたリスト。
もちろんそんな仮定は意味が無くて、私は私のリストが一番好きなんですけど、こういう方が居てくれるから絞り込めるんだなと。
私以外の誰かが、きっと選んでくれると信じる事ができる。
それって、結構すごい事だと思うんですよ。それが嬉しい。
20選という場で、選外という形でいっぱい動画を選んじゃうのは、あまりまやの好みじゃない。
それにしても熊春香さんマジ大自然。リスト中のポジショニングも完璧。
やっぱいいわぁ。
09
ばしP ブログ:にごってるけどにごってません

選考基準としては
その動画に対して、いつでも
見たいって思うのを選んだ感じです。

一貫性が凄い。
投稿日時順に並んでいて、その配置に意図はない筈なんだけど、強い説得力を感じます。
リストの中には、私にとっては視聴に心構えというか覚悟というか、パワーが要るなぁと思うものがいくつもあるのですが、それを「いつでも見たい」と言える事に驚いたり。
ばしPの中にある芯が透けて見える様な、そんなリスト。
強いね。
10
ふにゃてぃんP 2011年下半期ニコマス20選

 今期はこれまでに比べて見る方が疎かになりがちだったので、どうやって面白味のあるリストにするか考えた結果、ご自身の最高傑作(と僕が勝手に思う動画)を今期あげられた方々に絞って選出しました。必然的に新しいPが多めになっています。

「見る方が疎か」な人のセリフじゃねーからそれ!と言いたい。
これが言えるってことは、比較できるだけの蓄積があり、自分の中にハッキリとした評価基準があり、それを明示できるだけの自負があるって事ですよ。
パネェ。
悪来(仮)さんのリストとは、まちぼんPを対称点とした点対称にあるリストかな。
わかりやすくとんがってます。それでいて、この半年がよく見える20作品。
パネェ。
ただ、コウサンPのルール抜けはズルいとは思った。あれマジ最強。
11
くろさん ブログ:くろっきー
ふにゃてぃんPが点対称だとするなら、こちらは線対象となる20選。
恐らくは悪来(仮)さんと非常に近しい感性をお持ちなのだと思う。
でも、完全に同じではない。
それは当たり前なんだけど、その差が表出するだけの厚みを、この半年は有していたんだなと。
作品のリストに類似点が多い一方で、コメントではわかりやすく違いが出ている気がします。
どちらも作品について強く、かつわかりやすく言及しているのは同じなのですが、なんでしょう、力点の差が見えると言うか。
例えるなら、道路地図と観光マップの違いの様な。よくわかんないですね。ははは。
これはマイリストとブログという参加方式の差から生まれたのかもしれませんが、とにかく面白い。
両者を見た時、なんかもう結婚しちゃえばいいんじゃね?と思ったのでした。
12
ドヤP 2011年下半期ニコマス20選+サムネ一選

ノベマス・架空戦記・卓m@s・教養講座など、テキスト系20選。
楽しさ、わかりやすさ、そして世界観を大切にしていらっしゃる方だな、という印象を受けました。
そして御自身の投稿作品に、そうした目が反映されているなぁと。
動画に寄せたコメントにも、良いと思った点を吸収しようとする意欲みたいなものが見えて、関係ない私まで嬉しくなりました。
こういう好循環が、ニコマスという場を育んでいるんでしょう。その一例。
ここから誕生したのが「ウルトラオーバーマスター」というのも、また実にニコマスであるなぁと思うのです。
ロボットもの、アンドロイドものがお好きという事ですので、いつか作中でメカ千早を扱ってほしいなと、余計な期待も押しつけつつのセレクションとなりました。
13
ダイヤモンドP 2011年下半期 20選+サムネ1選

第5次ウソm@sで「ああコレ面白かったなぁ」という作品が並んでいるので、誰が選んだのかと思ったらダイヤモンドPでした。納得。
特に卓m@sや架空戦記系の動画に対するコメントからは「見せ方」への強いこだわりを感じます。
クリエイターでありプレゼンターである、ダイヤモンドPらしい目ですね。批評的といいますか。
その一方で、律子メインの作品に対するコメントは「好き」という感情がわかりやすくて、これまたグッド。

りっちゃんが可愛いかったので。あといっぱい動く。

うむ。
「右手にロジック、左手にパッションを」とは、以前J1アルビレックス新潟の監督を務めた反町康治氏の言葉。
私はこのリストを見て、その言葉を思い出しました。ダイヤモンドPの創作力、その両輪を見た思いですね。
14
タイシP 2011下半期20選

これすき

20作中17作へのコメントが、このひとこと。
でも、それでもP名のみのリストには無い温度を感じます。
言ってみれば動画への「GJ」みたいなもんですよ。具体性はないし、ありふれた言葉です。
でも、それを形にするとしないとでは、やはり伝わるものに違いが生まれると、私は思うのです。
ブログを丸2年以上もやってると、とかく難しい言葉をこね回したくなるんですが、伝えるってのは究極、これだよなぁと。
そんな事を勝手に感じたのでした。だから私は、このリストの事が
「これくやしいけどすき」
なのです。
15
**P 2011年下半期20選

ナンバリングはランキングではなく、できるかぎり前後に関連性を持たせたいがためのソートです。

前後の関連性というものの大切さについて、VRF'11で思い知らされた者としては、通して見るしかないんですよ、こういう事言われると。
正直なところ、各作品に寄せられたコメントは含蓄がありすぎて、私にはよくわからんのですが、それでもリストを貫いている流れみたいなものは感じられます。
特に19番目につばめPの「robots inc.」を置いたところ。そうそう、つばめPはココだよなと、膝を打つ思いでした。
ちなみにつばめPの作品群は再び公開されているので、問題無く再生できます。ハニハニPのステージも、また見たいなぁ……。
あとはそう、亜美について。
アイマス2における亜美って、ホント難しい場所に立っていると私は感じていて、これからニコマスでどう描かれていくか個人的に注目してるんですけど、
彼女を美希と伊織の間に置いたバランス感覚が見事だなぁと。
で、この流れの終わり、サムネ1選で被るとは思ってませんでした。ここにもコメントが欲しかった。
16
ひろびろさん ブログ:徒然なるままに呟き
これだけブログとマイリストのエントリーを観まくって、改めて感じたのですが、見る側にとってはマイリストの方が便利ですね。
言うまでもなくマイリストはニコニコ動画内の機能なわけで、例えば動画から直接公開マイリストへ飛ぶ事もできるし、同じ動画を含んだ別のリストへも飛ぶ事ができます。
マイリストコメントも動画と直結しているので、よりダイレクトに制作者を含む視聴者へ届きます。
ニコニコの外にあるブログは、どうしても距離が生じてしまう。
情報の速度や効率ではtwitterに及びませんし、伝達ツールとしてのブログって、正直なところ微妙な位置に来ているなと。
ではブログができる事って何かって言うと、それは蓄積する事だと思うんです。
情報がものすごい勢いで流れ去っていく現状、過去に書いた記事を引用し、現在の情報と関連付けて紹介できるというのは、ブログというツールの大きな強みではないかなと。
その強みを最大限見せてくれているのが、今回のひろびろさんのエントリー。
マスクエの為に筆者が積み上げたエントリー数を見るだけで、この方がどれだけこのシリーズに入れ込んでいるか、どれだけの魅力をこのシリーズが有しているかが見て取れます。
この厚みは無二の財産でしょう。素晴らしいと思います。
17
空缶詰さん 2011年下半期20選

このリストにおけるコメントは一見すると直感的な表現が並んでいて、視聴者への理解を求める類ではないのかな、という印象。
伝える事よりも、この言葉達をここへ留めておく事を選んでいる様な。
選者である空き缶詰さんと、動画と、制作者さんと。その3者で完結している様に見えます。
そして、その多くない文章は、確かに感情から現れたものなのでしょうけれど、非常によく磨かれているなぁと感じました。
大好きな動画を胸に抱いて、毎日愛しげに撫でていたら、こんな言葉達が出てくるのかもしれません。
この中では、やはり94Pの「Hello」なのかな。VRF'11バージョンではなく、11月4日投稿の方を選んだ意味。
あとはMiki.bmpの「for ior」のコメントの鋭さ。ぞくっときました。
ちなみにつばめPの作品群は再び公開されているので(ry
最後にひとこと。おかえりなさい。
18
もぼぞんえP ブログ:朴の木はひとり佇む
ここまで来ると、なんというか「これ読んじゃっていいのかな」って気がしてきます。
私物ですもん、これ。
こう表現はアレかもしれませんが、故人となった作家の記念館へ赴いて、展示された原稿用紙の余白に書かれたメモを見た時の様な。
ちょっとした驚きと気恥ずかしさと納得と。そんな感じ。
こういうモノをすっと出せるというのは、表現者としての気質なんだと思う。「ファンになりたい」とは仰っているけれど。
でもきっと、あとでこのリストをひとり見返した時、やっぱりちょっと笑ったりするんじゃないかな。たぶん。
19
SAIdさん ニコマス2011下半期20選

私の選ぶ11年下半期MOM(Most 俺をうぎぎと言わせた Mylist)。なんじゃそりゃ。
もうねー。一一Pへのコメントとか、なんなの。

一一P
雪歩、雪歩、雪歩、雪歩、やっぱ歌っている雪歩がいるだけで十分なのは真実だし、可愛いのも真実、やっぱり無印モデルは可愛い。作る人が何を考えているのかは、他人の推測でしかないし、真実は分からないけれど、この動画、他の動画もそうだけど、この人の動画には真実しかないように、時々思える。

「この人の動画には真実しかないように、時々思える」
なに食ったらこんな言葉が出るんですか。
うぎぎ。
私は最後の動画へのコメントに対して、なにか言えるかなぁ。いや私が口を出すところじゃないんですけど。
「プロデューサーは発射台なんだ」
くそう、薄い。でも何か言わなくちゃいかんだろうという事で。
うぎるわー。
20
K_1155 ブログ:箱の外から

だって最高だもん。しかたないね。
今回、642件のリストを巡っての、一番の収穫は、その事が確認できたことかもしれません。
やっぱり私にとっては、この21作品が2011年下半期です。
サムネ1選
uhhoP 2011年下半期20選

マイリストでサムネ1選てどういう事だよ、と思われるかもしれませんが、まぁ、ちょっとこれを見てほしいんです。

※クリックで拡大表示されます
ずるいわこんなん。
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というワケで、箱外による11年下半期20選20選でした。
改めて、選ばせていただいたリストを眺めて気付いた事。
あの作品が無い。

選んでいる最中には、まったく意識していなかったんですが、何故なんだろう。
私の中で、まだ落とし所が見つかっていないからでしょうか。
ちょっと考える必要があるのかな。
ではでは。