「デビューおめ!」とコメントしたい。

今日はまず、こちらの記事の紹介から。
【2011年4月16日】今日は何の日? うっうー♪
豪三氏ブログ:ただそのために

ニコニコ動画におけるアイドルマスタームーブメント、いわゆる『ニコマス』が流行り始めてから……ええと……4年、そう、4年が経過し、今日でも日々新たなアイマス動画が作られています。過去を振り返りすぎるのはあまり好きではありませんが、ここらで、昔のアイマス動画がどんなものだったかを観てみるコーナーを始めてみたいなと。

私がアイマス動画を見始めたのは2009年の9月ごろ。
この記事で紹介されているのは2007年4月の作品からなので、私が「ニコマス」を認識する2年半前の作品という事になります。
どれだけ必死に追いかけても、この2年半は埋めようがないんだなぁというのが、最近の私の心境だったりするんですが、それでもこうして、当時のエピソードなどを交えて作品を紹介していただけるのは有難い事です。
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さて、そんなアイマス動画、4年以上が経過した今も、毎日のように初投稿に挑戦する方が現れています。
アイマスMAD処女作というタグで検索できますし、検索サイト「みてれぅ!」では特殊な枠で彩られ、ひと際目立つ工夫がなされています。
そんなデビュー作に寄せられる「デビューおめ!」というコメント、テンプレにも見えますが、私は大事だと思うんです。
先の通り、4年という時間が経過した「ニコマス」という場は、ひとつのコミュニティーになっています。
得てしてそういうコミュニティーは、外から見ると閉鎖的に感じられるもの。
それにアイマス動画は、それに注がれる技術力の高さに定評があるわけです(もちろんそれだけがウリではありません)が、それは同時に新規の方に対するハードルにもなり得るワケで。
そうしたものを飛び越えて、あるいは踏み倒して、こっち側へ来てくれた人に対して、ファンとして感謝と尊敬の念をこめて挨拶がしたいんです。
動画に対する具体的なアドバイスなんてできない者として、せめて一言お礼が言いたいワケですよ。
……でも。
最近、それを躊躇してしまう事が、何度かあって。
4月に入ってからの「アイマスMAD処女作」は、約40件。
そのうちのいくつかで見られたコメントの流れが、なんというか。
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デビューおめ!→お前のような新人がいるか→この作風なんか見た事あるなー→○○Pじゃね?→以下P名推測コメ多数
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というものなんですけど。
要するに、以前からプロデューサーとして活動されていた方が、別名義で投稿された作品に対して「アイマスMAD処女作」タグがついた時の反応が、なんともモヤモヤするわけです。
匿名投稿に関しては、以前にも記事に書いた通り、それを否定するつもりはありません。
「○○プロデューサーの作品」ではなく「14万○×番目のアイマス動画」として動画に触れてほしいという想いでの行動なら、それは理解できますし尊重すべきかなと。
また「コレどう見てもあの人だろw」という記号を残した上で、ネタとしてデビューを宣言するのなら、それはそれでアリだとも思います。
見る側も安心して、その部分をネタに盛り上がれますからね。
気になるのは、匿名作品に「アイマスMAD処女作」というタグが、恐らくは視聴者の手で付与され、それが上記の流れを作ってしまった場合。
色々ともったいないなぁと思うんですよね、この状況。
「新人さんと聞いちゃ見ないワケにいかねぇな!」と勇んでクリックした視聴者さんの想い。
「俺じゃなくてアイドル見てくれよマジで」という願いから匿名という手段を選んだのかもしれない、投稿者様の想い。
「新人さんを視聴者に届けたい」と固有のエフェクトを作り、作品を目立たせてくれている「みてれぅ!」管理者様の想い。
そして、きっと勇気を振り絞って「ニコマス」に飛び込んで来てくれた、本当の新人さんの想い。
そういうものを大切にしていきたいんです。
で、例えばですが「アイマスP匿名作品」あるいは「匿名m@ster」みたいなタグがあってもいいのかなと。
明確に「これはそういう意図をもって投稿された作品です」という意思表示があれば、少なくとも新人かどうかのコメント談議は避けられます。
それでも、結局はP名を詮索するコメントで埋まってしまうのかもしれませんが、少しでも匿名という意味を強められたらなと。
ただでさえタグの氾濫が一部問題になりつつある現状で、新たなタグを考案するのが難しいのはわかっています。
でも、今あるタグを有効に機能させる為にも、もうちょっとなんとかならんのかなぁと。
余計な事を考えずに言いたいんですよ。
「デビューおめ!これからよろしくね!」って。
そういうことなんです。ではでは。
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