2010年上半期ニコマス20選・開催!

誰も彼も喜々として
地獄に向かって突撃していく
一体誰があの中で
皆殺しの野(ニコマスフィールド)で
あの中で生き残るというのだ
きっと誰も彼も喜々として
死んでしまうに違いない
誰彼の中で

アイドルマスター 2010年上半期ニコマス20選開催のお知らせ

主催:卓球P
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基本レギュレーション(参加規程)
・対象は2010年上半期(1月1日〜6月30日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ及びマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります

詳細はこちら
まとめポータル(という名の地獄の門)はこちら
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※この記事は7月中、先頭に表示されます
6ヶ月の間に溜めこんだものをぶちまけよう。
思ってるだけじゃ、誰にもわからないから。
あの動画に。あの動画を作ったプロデューサーに。
ニコマスという世界に。
「好きだ」って伝えよう!
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というわけで、私も往くぞ。
2010年上半期ニコマス20選+1

選者:K_1155
各動画についての選考理由や思い入れについては、この記事で順に書いていこうと思っています。
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1.十五歳でアイドルでバカだった。

作:惜しいP

箱m@s以外で初めて広告を入れた動画。
歌手「如月千早」が生まれた日の事を、千早自身が振り返る回顧録
この作品で惜しいPのファンになりました。文章がね、実に良いのですよ。
春香、勝つために戦え!」などでは演出にも力を入れて居られますが、この作品はテキストがメイン。ホント、惹きこまれました。
デビュー間もない千早の尖がった脆さを、現在の千早が見つめるという視点も良かった。
千早Pも春香さんも、登場人物すべてが魅力的。隙のない短編です。
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2.【Voc@loidM@ster 千早】The 9th

作:brookP

ボーカロイド舐めてました。ごめんなさい
アイドル名「134340」が「如月千早」という星になる軌跡を描いたストーリー系PV。
この作品に出逢うまで、ボーカロイドって苦手だったんです。実は。
好きな曲のボカロカバーに拒絶反応を覚えて以来、ずっと避けていました。
器の小さい事だと我ながら思いますが、当時はホント駄目だったんです。
そんな偏見をかき消してくれたのが、この「The 9th」。
おかげでその後、たくさんの素敵な作品に手を伸ばす事が出来るようになりました。
感謝しています。
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3.※素材追記あり※ 【アイドルマスター】Sorten Muld - Ravnen 【真】

作:hikaruP

まこスピン!
海中のイメージ(P自撮り素材)をバックに踊る真。
「迷走mind」のイントロ部モーション「まこスピン」が執拗なまでに繰り返されます。これは気持ちいい。
0912デビュー以来、追っかけさせてもらっているPのひとりに、hikaruPが居ます。
この方の作品は「好きにやってる」のがダイレクトに伝わってきて大好き。
いきなり「踊ってみた」が来た時は流石にたまげましたが。
今後もオンリーワンな作品を期待しています。
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4.【源氏m@ster】桐壺【第一帖】

作:くるわP

くるわPの和ふぅ改変マジ最高!
日本文学の古典にして色褪せぬ名著「源氏物語」をアイドル達が演じるNovelsm@ster。
はい。当然選びますよ。くるわPの「源氏m@ster」です。
古典にはあまり興味がなかった……いや、むしろ苦手だった私が、原文訳をせずにはいられなくなってしまいました。
ポイントごとに原文を挿みつつ、平易な会話によって敷居を低くした脚本。
各場面を想像させるに相応しい背景画像。
そして何より、アイドル達を平安美女へと変貌させた、美麗なグラフィック改変。
惚れました。素晴らしい。
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5.【im@s】ボクカノ。前編【手描きノベル】

作:どんがらP/スズシロ

この真はもっと愛でられるべき
真と彼女のプロデューサー「僕」が過ごしてきた一年間を振り返る、オール手描きNovelsm@ster。
私は好きな動画の再生数とか、あまり気にしないんですが、この作品に関しては納得できません。
こんな魅力的な絵と素敵なストーリーが、なぜもっと評価されない!?
バレンタインの投稿だからかなぁ……投稿日にも意味がある作品なので、仕方ないんですが。
ホント、一度だまされたと思って見て欲しい。
真士の方もそうでない方も、ぜひ。
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6.【0911V.L.S】 2/14☆りょうゆめ●REC!【アイドルマスター

作:liarP

※バナナです
765Pからの依頼で、涼と夢子がバレンタインデーにカップルを「演じる」Novelsm@ster。
既に当ブログで何度も紹介しているこの作品、やはり20選にも選ばざるを得ません。
箱m@sと源氏m@ster以外では、最も繰り返して見たノベマスじゃないかな。
過剰なほどの演出を用いながら、それがムダにならず、しっかりと効果を上げているのが素晴らしい。
短編Novelsm@sterの傑作と言っていいでしょう。おみごと。
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7.アイドルマスターRemix 黎明黎明Starline

作:FenorlP

気づいたら1時間半聴いてた
公式曲「黎明スターライン」を素材としたカットアップニコニコ大百科)曲とPV。
この作品で、カットアップという技法を初めて知りました。何ですか、この気持ちよさは。
繰り返しの様で次々と変化していく音と言葉、そしてそれを増幅する映像に、テンションの上昇を抑える術を知りません。
いや、抑える必要なんてありませんね。ブッ飛んでいきましょう。
GO!
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8.【アイドルマスター】ξ*'ヮ')ξ もあもあもあ〜!【やよい・貴音・響】

作:くたーP

これが無ければSP買いませんでした
やよい・貴音・響という珍しいトリオによるSPPV。
SPにはSPならではの愛らしさがありますよね。この作品ではその「味」を満喫できます。
手動抜きの技術や労力については、解説動画を見ても正直ピンときませんでしたが、重要なのはそこじゃないはず。
とにかく、やよいを始めとした3人のアイドルが素晴らしく輝いています。
ステージの「ξ*'ヮ')ξ」ネオンも実にツボ。かわいいなぁ。
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9.春香 一人舞台

作:ヨルP

好きです。
ありがとう。
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10.アイドルマスター 765ProAllStars Dream to new world -足りないDを埋めてみた!-

作:ayakanP(仮名)

オールスター・スターマイン
雪歩センターでのオールスターPV。
重なり合うダンス、「歌ってる」としか思えない歌と口パクの合わせ、アイドル達が次々と現れる演出など、
見所だらけで本当に楽しい。
特に、アイドルが勢ぞろいしてからのロングカメラ。
ステージという空間の広さと、その空間を余すところなく使い切ったダンスシーンの素晴らしさを満喫できます。
それにしても、スウィートブレイクガールの破壊力は異常。
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11.心の隙間を埋めるノベマス03

作:コンマイ

10上半期・最恐Novelsm@ster
亜美と真美、二人で一人のアイドル「双海亜美」。
彼女の持つ「秘密」、彼女が得た「秘密」、そして彼女をトップアイドルへと導くプロデューサーを描いたNovelsm@sterです。
これは恐い。素晴らしく恐い。
恐怖も感情の動きのひとつとするなら、この上半期で私が「感動した」作品のトップ5に入ると思います。
ゲームのダンスシーンを切り抜いた亜美と真美のグラフィックと、独特のページ送り。
控えめながらも効果的な音響演出。それらがクライマックスの一撃を実に効果的なものにしています。
お見事。
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12.アイドルマスター 「笑顔の連鎖」 やよいのでぃすてにー

作:音P

ちょっとやよいプロデュースしてくる
やよいをメインとしたオールスターPV。
音Pの作品は、一目でそれでわかる色合いと、PV中に巧みに挿入されるコミュシーンの演出が特徴。
やよいのセリフと歌詞が見事にリンクしており、すっと作中の世界に引き込まれました。
そして感じたんです。
「この子をプロデュースしてみたい」と。
感謝しています。GJ。
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13.【Novelsm@ster】 彼女の伝説 【アイドルマスター

作:HDKPPP

比翼の鳥 連理の枝
「最強のアイドル」日高舞の、14年前の姿を通して、「アイドルマスター」の過去を描いたNovelsm@ster。
扱われているテーマは非常に重く、公式設定にも深く食い込むものですが、読みやすい文体と小気味良いテンポ、
そしてよく練り込まれ、無駄を排したストーリー展開によって、全5話を一気に読ませてくれます。
すべての登場人物が全力で生きる、この作品を読み終えて感じるのは「人は独りではない」という事。
それが時に互いを傷つける事になっても、誰かが居てくれるから、人は先へ進めるという事。
いいノベマスだった。掛け値なしに。
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14.A Red Season Shade with THE iDOLM@STER Poor Emancipation

作:一一P

丁寧な仕事から生まれた、清らかで確かな流れ
千早のソロステージPV。
曲は洋楽の男性ボーカルですが、千早との親和性が素晴らしい。
一一Pの作るPVの特徴は「丁寧」という一語に集約できると思います。
アイドルのキャラクターに沿った選曲と、更に双方を活かす為の訳詞。
リズムに合わせるというより、メロディーに浮かべるというイメージが合うダンスシンクロ。
派手なカメラワークやカットを用いず、シーンごとにしっかりと「見せる」PVという印象を受けました。
冒頭の溜め、緩やかに始まる音楽、穏やかな中にも力のある中盤を経て、後半の解放。
これはいいものです。
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15.アイドルマスター 春香「Q x Q」

作:ウィンウィンP

ここより、はじまる
春香さん誕生祭に投稿されたPV。
ウィンウィンPと春香さんの出逢い、レッスン、そして数々のステージ。
数々の思い出を輝かせているのは、それぞれの場面で春香さんが見せる表情です。
このPVは、春香さんを見つめるプロデューサーのまなざし、そのものなのでしょう。
「愛しい」という言葉を、ここまで具現化できるものかと感じ入りました。
とてもとても、温かい。
あと、歌詞職人にGJを。こういう遊び心、大好きです。
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16.【アイドルマスター】こどものせかい【春香】

作:浅葱P

胡蝶の夢
春香さんのソロPV。
幻想的なメロディーと歌詞の中で歌い踊る春香さんは、夢を見ている様にとても美しい。
一方、時おり現れる実写画像上の春香さんは輪郭が滲み、表情を見る事も出来ません。
夢と現、その狭間に在るような、不思議な印象を残す作品です。
さあ、「明日、また」と笑顔で歌いかけてくれる春香さんと、一緒に遊びましょう。
たとえ、この遊び場が、儚い夢の様なものであっても。
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17.無かったことに(擬似会話音声つきテスト)

作:どきゆりP

だばだ〜だ〜だばだばだ〜♪
雪歩と亜美真美が遭遇した、ふしぎな一夜を描いたNovelsm@ster。
どきゆりPは今年上半期デビューのノベマスPにあって、ひときわ異彩を放っています。
作品に用いられるネタの原案、それ自体はアイマス的、ニコマス的にメジャーなものが多いのですが、
そこから展開するストーリーがもう、なんと言いますか……。
タグにもありますが、敢えて言いましょう。どきゆりPは天才。
先に同ストーリーの音声なし版が公開されたのですが、よりカオス度の高いこちらを推薦します。
視聴覚を蹂躙するSF(すこし・ふしぎ)をお楽しみください。
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18. 

作:カルミナP

エア
カルミナPによるim@sclassic作品。
この20選で、ワンショットを切り取るのに最も苦労した作品です。いっそ無しにしようかとも思ったのですが……。
そう考えさせられるほど「流れ」に意味がある作品。
それにしても、この動画が持つ迫力は、どう表現したものか。
マイリストには「水晶の城」と書きましたが、もっとこう、何かないんだろうか。
ただただ、静かに圧倒される。そんな動画です。
紳士の皆さんにはこちらも併せてどうぞ。
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19.【5mium@s2nd】アリの夢

作:覆面作家P

心と夢で未来がデキル
やよいと彼女のプロデューサーが過ごす、事務所でのひと時を切り取ったNovelsm@ster。
やよいは純粋無垢の象徴として描かれる事が多く、また彼女の本質は確かにそうなのでしょう。
けれど彼女だって13歳の少女。嫉妬もすれば卑下もする、普通の女の子なのです。
そんなやよいの内面を端的に表しているのが、サムネのステージシーン。
「何故やよいは普段着なのか」を考えた時、思わずグッときました。
そして、そんな彼女を導くプロデューサーに軽く嫉妬。
私も、やよいと一緒に頑張ります。彼女がいつか「あの歌」を、胸を張って歌える日まで。
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20.ニコマスどうが

作:怪盗紳士P

その言葉を、誰かに言って欲しかった
「好き」とはどういう事か。「好きと伝える事」とは、どういう事か。
2010年・上半期の私は、その事を考えながらニコマスを追いかけていた様に思います。
そして、私は以前「好きという感情は、誰かと共有する事はできない」と書きました。
人の想いは、その人だけのものだから。
そんな私に、怪盗紳士Pはこの作品を見せてくれました。
本当に嬉しかった。私は、この作品が、大好きです。
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サムネ一選.架空戦記かノベマス 『かっこいいスキヤキ』 えっ、祝ってるよ?

作:オヤジオナ氏

何を書けと。
こんなの反則ですってば。
サムネがこれで、中身はそれ以上に面白いってのが、また。
最高に笑わせてもらいました。
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以上、20+1作品の紹介でした。
プロデューサーの皆さんと、ニコニコ動画と、アイドルマスター
このブログを訪れてくれる方。
そして企画の主催者である卓球Pに、感謝を。
ありがとうございます。私はニコマスが好きなんだと、改めて強く感じました。