「キラメキラリ」を歌う意味

やよいのストーリープロデュース、2周目を終えました。
これまでストーリー→フリー→ストーリーとクリアしてきて感じた事を、つらつらと。
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SPで追加されたやよいの持ち歌「キラメキラリ」。
ストーリーモードでは、やよいが響にこの歌を歌うシーンがあります。
場面はIU、本選1回戦の直前。つまり、やよいはランクAです。
一回目のプロデュース時には「ああ、やよいはかわいいなぁ」と2828してしまったんですが、
二度目にこのシーンを見たら、なんか泣きそうになってしまいました。
というのはですね。
やよいが「私は私がダイスキ」と歌うんですよ。まぁ、キラメキラリですから、当然なんですが。
でも、やよいをプロデュースしていて、色々な営業を通してコミュニケーションを重ねた私には、
やよいがこのフレーズを歌う事の「重さ」みたいなものを感じられたんです。
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やよいは、時折Pに彼女自身について尋ねるのですが、その時の言いまわしが印象的。
彼女は「アイドルに見えますか」と尋ねるんです。
「アイドルらしくなりましたか」ではなく「アイドルに見えますか」と。
特にランクBコミュにおいて、彼女は頻繁に「外から見た自分」を意識した発言を繰り返します。
曰く
「私、性格がこんなだし、見た目がカワイイわけでも……」
曰く
「私って、どんな風に映るんでしょう?」
曰く
「この会場と比べて、小さく見えたりしないですか?」
手元のコミュメモを見ると、こんなやりとりが他にも見られます。
やよいにとっては、自分の内面やアイドルとしての技量以上に、「他者からどう見られるか」が気になる様子。
つまり、やよい自身はこの時点で、数十万人のファンを得たランクBにおいてさえ、自分が「見られる事」に自信が持てていないという事。
「私がダイスキ」ではないんです。むしろ、強いコンプレックスを感じます。
そして、そんな悩みがある事を、ランクBになるまではPにすら漏らすまいとしていた様子が窺えます。
こういった質問をぶつけてくれるのも、Pを本当に信頼してくれたからなんでしょうね。
だからこそ例の「お兄ちゃん」イベントがあり、Aランクアップ時の涙がある、と。
そんなわけで、やよいがランクAイベントで「キラメキラリ」を歌った事が、とても嬉しかったんです。
「ああ、やよいは自分自身の事を、好きになってくれたんだな」と。
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ちなみに、私は初回プロデュース時も偶然5曲目を「キラメキラリ」にしていたんですが、
もしも低ランクのやよいがこの歌を貰って、歌詞を読んだら、どんな事を考えたんだろうなぁ。
勿論、彼女はステージ上では笑顔で歌うでしょう。でも、内面では自分とのギャップに悩み、
辛い思いをさせてしまったかもしれません。
そんなわけで、2度目のストーリーモードでも、やっぱり「キラメキラリ」は5曲目に選択しました。
やよいがこの歌を、完全に自分のモノにできるのは、Aランクになってからだと私は思ったので。

作:しーなP
いい歌です、ホントに。
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さて、次は真をプロデュースします。
「やよいの事をわかった」とは、まだとても言えませんが、どうしても真を見てみたくなったので。