感情物語/ミリオンライブBloomingClover1巻 感想

限定版どこにもねぇよ!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`ν゜)・;'. 可奈のゲンキトリッパーとかどう考えても直撃だろ
(ノД`)まぁそこはアレ、ニコマスPの今後に期待したいということで
.(゚Д゚) 公式曲がどんどこ消されたばかりの時期に何を言っているのかと
(ノД`)やめろその話は俺に効く
.(゚Д゚)……俺にも効く


えー、そんなわけで、やっと見つけてきました。
アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover 1
電撃コミックWEB(第1話無料公開中)


相変わらず、私はミリオンライブ及びシアターデイズのゲームには触れていませんし、ライブへの参加経験もありません。
そんな私が1巻を読んだ感想として、一言でいうならば。



うん。いいと思います。近く発売される2巻も楽しみになりました。
と、これで終わりでもいいんですが、せっかくですので感想などを少し。
内容に触れるので、ネタバレを気になさる方はご注意を。


まず、最初に通して読んだ時の感覚として、密度の高い漫画だな、というのがありました。
これは、私の頭が半ば無意識のうちに、先のゲッサン版ミリオンライブとの比較をしていたためかもしれません。
ゲッサン版は、私の印象としては一連の場面の中の、ある「瞬間を切り取った画」、そして、その画の中の「空間」に強い力があった漫画でした。
1巻第1話の屋上や、3巻第14話『アイル』のステージシーンなんかは顕著かな。
アイドルが居る「空間」全体をとらえた「瞬間」の強さ。


それに対して、Blooming Cloverは(1巻の時点では)アイドル個人の人格、
特にその表情と、その奥の感情を描写していくことに注力していると感じました。
感情の揺らぎや爆発を描く為に、全体的にアイドルの顔のアップが多く、また同じ場面での連続したコマによっての変化の描写が見られるな、と。
特に同アングルでの引き→寄りが非常に強い。
例えば1話で屋上から可奈と海美が見ている志保とか。
可奈の歌を聴いているうちに表情が変化していく千鶴と恵美とか。
2話のラスト、屋上での可奈の「じゃあ見に行こうか」のとことか。
結果、全体的にゲッサン版よりアイドルに接近している、し続けている感覚を覚え、それが密度の濃さに繋がっているのかなと考えています。


ゲッサン版で未来が初ステージで起こしたのは「風」でした。
Blooming Cloverで可奈が事務所で生み出したのは「笑顔」でした。
空気と感情。まあ、これは出来すぎですけども。


あとは小難しい話なしで、よかったところを。
・海美がメインキャラクターのひとりっぽい。
先の東方×ミリオンライブでも書いた通り、今の私は高坂海美というアイドルをもっと知りたいと思っていて、このBlooming Cloverでの活躍がひっじょうに楽しみです。
「ぎゅっ」のとこ、とてもよかった。
・むにむにしてる。
ああ、そういやこの子たち、10代前半だったな、と思い出させてくれる二の腕。
未熟さの表現でもあるのなら、いつかステージ上で輝くとき、どう描かれるのか。
私は二の腕に注目しています。他意はない。
・アイドルを煽るP。
ミリオンライブのゲーム内でのPが、どんな言動をするのかは把握しきれてませんけども。
アイドルに対して、ハードルを自覚的にぶつけていくPというのは、なかなか興味深いです。
バックダンサーとして失敗した3人を競わせて、ふたりをデビューさせるというのは、律子の求めた「フォロー」とは違うものでしょう。それができるPというのは面白い。
……社長には始末書くらい書いたかもしれませんね。そっち方面はそつなくこなしてそうな印象。
・雪歩が歌う「ざわわん」。
そうねぇ。この歌のセンターは雪歩だねえ、と。軽く走馬燈のようなものが。
ま、同時に痛みも思い出すワケですが。思い出すことも大切だよな、と近ごろ思うのです。
それにしても、765ASはもう、天上人か何かになってる感ありますね。
可奈が自分を見失ったステージが、あの3人では狭いとさえ感じられる。こわいね。


1巻のストーリー展開の大筋は、まぁ、アイマスならコレやっとかないと、的なもので。
正直に言ってしまえば、目新しいものではない……食傷気味とさえいえるものです。
(大雨はいつごろ降るんでしょうね?)
それでも私はガッチリと掴まれましたし、これからが楽しみでもあります。
これから先、アイドル達のどんな表情が、どんな感情が見られるか。
期待しています。