一年後の話ができない千早:アニマス5話とアイマス2

もう間も無く6話のオンエア&5話が視聴不可になるんですが、感想を記録しておくという意味で。
アイドルマスター 第5話「みんなとすごす夏休み」


上目遣いktkr
というわけで今回は、メインだった4話でスルーした千早について。
アイマス2の千早シナリオに言及するので、未プレイの方やPS3待ちの方は、一応ネタばれ注意という事で。
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5話の見所は、水着に温泉もさることながら、やはり春香・真・伊織・そして千早の会話シーンでしょう。

一年後の自分達。期待と不安と、いろんなものが混じり合った将来について考える4人。
いいシーンです。
で、千早なんですが、会話に直接は参加しないんですね。

語り合う3人を、じっと見つめたままの千早。アニメ上でのここまでの描写からしても、ここで喋り出すのは違和感あるでしょうから、別に問題はないんですが。
アニメ版アイドルマスターのキャラクター設定がアイドルマスター2とリンクしている場合、千早にとって「一年後」は―それどころか、明日すらも―簡単に口に出すのは難しい話だよなぁと。

※ここからアイマス2バレ
アイマス2において、千早は喉に慢性的な炎症を抱えており、歌うという行為は身体に非常な負担を強いています。
主治医による継続的な治療と千早自身の鍛錬によって歌声を維持してはいますが、いつ歌えなくなるかわからない、という状態。
つまり、千早にとって「一年後」を考えるという事は、期待よりも恐怖の方が強い筈なんですね。
春香達が語る将来のビジョンに、自分も加われるのか。
「ライブやったり、CDもっと出したり」という、千早の望む未来に対しても「そうね」と肯定できない千早。
そうなる事が目標であり、その為に努力しているのに、いつ道が途切れるかもしれない不安。
そういえば彼女は、アイマス2でプロデューサーと出逢う時、河原で発声練習をしているんですが、
千早の秘密を知った上でこのシーンを見返すと、彼女の不安が透けて見えます。

彼女にとって、この日課は「今日も歌える」と確認する為の、儀式みたいなもんなんですね。
一日のはじめに声を出す時、千早はいつも恐怖を感じてたんじゃないかなぁ。
アニマス5話で事務所に戻って来た時も「すぐにでもレッスンを」と言ってました。明日どうなるか、わからないから。
4話で彼女が歌のコーナーに固執していたのも、単に歌が好きとか、歌以外の仕事が嫌いというだけではなくて、そういう事情があるからとも考えられます。
「次はきっと」なんて余裕は、彼女には無いんですね。身体的にも精神的にも。
まぁ、アニマスの千早が「そうである」かどうか、まだわからないんですが。スルーされそうな気もしますし、それはそれで正解だと思います。
この件については「2の千早がサブメンバーの時、彼女の喉はどうなったのか」も考える必要があるんですが、それはまたいずれ。
ではでは。