2011年下半期ニコマス20選・後編

やっぱり長くなっちゃったので分割します。
01〜10はこちら
まずはインターバルとして、サムネ1選から。
サムネ1選

【呪詛】御手洗翔太つくってみた

作:ちゅいおP
圧倒的なサムネに驚嘆するがいい!
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で、この動画の凄いところは、このインパクトだけで終わりじゃないってところ。

圧倒的なパフォーマンスに驚嘆するがいい!
11
【春香さん六人で】エル・カミーノ・レアル(終結部)【吹奏楽m@ster】

作:オペラP

6人の春香さんが、それぞれ異なる楽器の音を演じるという面白いPV。
似たような作品として、爽快Pの迷宮組曲が思い出されます。
ただ、全てのパートを一人のアイドルが演じ分けるとなると、それはやはり春香さんなのだろうなと。

徐々に重なり合い、盛り上がってきたところへ登場する、このトランペット春香さんの力強さ、凛々しさよ。
それぞれが特徴ある衣装とダンスを踊りながら、同じ主題の旋律の時は振り付けが重なる、その瞬間が心地良い。
クライマックスの盛り上がりはもう、楽しくて仕方ないです。
終幕後、思わず拍手をしてしまいました。春香さんとオペラPに、スタンディングオベーションを。
12
星の下、泥の虫

作:PKSP/おきかP/tahiriP
私はそれなりの年数に渡りニコマスを見てきて、「見る」という行為に特別な想いを抱くようになっているのだと思います。
そんな事に気付かせてくれたのが、この作品。
投稿当時に書いた記事はこちら
今回、改めて見返して気付いたのは、雪歩の衣装について。
響から「蠕蟲舞手」の詩を聞いた時の貴音が思い描く雪歩は、ライブフォーヴィーナスを着ています。

一方で、作品のラスト、スタッフロール部の雪歩はというと。

バストアップなので詳細は分かりませんが、別の衣装ですね。そして妖精の羽根と、真珠貝のアクセ。
これは舞台袖で貴音を見ている雪歩でしょうか。あるいは羽化をし、おぼろな水から飛び去った雪歩のイメージなのかもしれません。
時おり思い出しては、何度でも見たくなる。そんな魅力があるノベマスです。
13
【アイマスPV MAD】人生に幸あれ!

作:アルマジロP

今期の「春香さんはかわいい!」枠。
春香さんはアイマスそのものを背負う事もできるし、多くのプロデューサーの想いを胸に抱く事の出来る存在で。
でもやっぱり、春香さんはアイドルなんですよ。
歌が大好きな女の子。そんな彼女が幸せそうに歌い踊る姿の、なんと愛おしい事か。

春香さんはかわいい!
そしてたった今気付いたんですが、このPVは、にわPの長編ノベマス「Startingoverシリーズ」のリスペクト作品だったのだとか。
なるほどなぁ。そりゃ惚れるわけだわ。勝手に納得したのでした。
14
End1ess

作:Miki.bmp

交差点のイメージ。
アイドルマスター」を次に進めていく時、私達の前に現れるのは、このふたりなのだなと。
そんな事を想うのでした。
視聴当時の感想はこちら
これを見ていなかったら、私は10月27日を快く迎える事は出来なかったかもしれません。

深く感謝しています。
15
アイドルマスター 千早 Don't Stop the Music

作:ろーじなP

今期最大のトピックといえば、やはりアニメ版アイドルマスターアニマス)の放送でしょう。
これまでアイマスを知らなかった層へのアプローチとして、また既存ファン達への贈り物(あるいは爆弾)として、非常に大きなインパクトがありました。
そして当然の流れとして、ニコマスでは多くのアニマスMADが作られたワケで。そんな中から、アニマス初期の千早を描いたこちらを。
アニマスとゲーム、そして使用曲の元PV映像を素材としたこの作品。
「音楽が流れている間だけ ふたりはいっしょに居られる だから音楽をとめないで」と歌う曲の中で踊る千早と、そんな音楽の中に安息を求める現実の千早。
そして、そんな千早に手を差し伸べる春香さんのイメージ。

友人の姿に、一度は音楽を停止する千早ですが、最終的には再び再生ボタンを押し、音楽の中へ。
ループ仕様ではあるけれど、そのループから抜け出す事を願わずにいられない。
この時点での千早の危うさと、それゆえの愛しさを見事に表現した作品だと思います。
16
「自分 REST@RT」 おまえらの愛を全力で感じてみたかった

作:名無氏/(ゲスト:ベタ塗りP)

この中に、みんなが居る。私も居る。その事の嬉しさ。
アニマスニコニコ動画で流してくれて、本当に有難う。
それが言いたかったから、この動画を選びました。

それと、ベタ塗りP。ぐっじょぶ!
17
【Novelsm@ster】プラスチック・シンデレラ【やよい】

作:コンマイ

これは、魔法に縛られたプリンセスと、王子になれなかった魔法使いと、国を奪われた王子の物語。
この作品の主要な登場人物には、いずれも悪意はありません。
皆がそれぞれに誰かを想い、誰かの為に力を尽くし、幸せになろうとして。
そして、魔法が解ける瞬間を迎えるのです。
やよいと長介の腕時計が、残酷に時を刻んだ末に。

サムネに使用された、この画の意味が明かされた時の衝撃。
ぶん殴られましたね。こういうのがあるから、ノベマスはやめられません。
18
如月千早 約束

作:ねーよwwwP

アニマス20話を見て思ったこと。
それは「この歌を、千早Pはどう受け取るんだろう」というものでした。
「眠り姫」を聞いた時と同じ疑問であり、まったく異なるベクトルの疑問。
それに応えてくれたのが、ねーよwwwPであり、ねーよwwwPの千早でした。
歌い出しの呼気でゾクッとして、そこからはただ、笑顔で歌う千早がそこに居て。
きっと見せてくれると、信じて良かった。

千早Pの矜持を見た思いでした。GJ。
19
アイドルマスター2 情熱のうた/カラーボトル

作:散髪屋P
言いたい事は、だいたい初見時にぶちまけてしまってるので、少しだけ。

作中に登場するユニットは、アイドル達の代表であって、ここにはきっと、私達それぞれがプロデュースしたユニットも居る。
私達は最高の舞台に立つアイドル達に、自分の思い出を投影する。だからこんなにも、心を揺さぶられるんだろうな。

何回見ても、ここでやられちゃうんだよなぁ。
参りました。もっと、もっと響け。どこまでも。
20
アイドルマスター『ワンダーフォーゲル』(真 雪歩)

作:うしわかP

ハローもグッバイも サンキューも言わなくなって
こんなにもすれ違って それぞれ歩いてゆく


VRF'11からは、この一作を。
今回のVRFは、それぞれのPが30分という枠でひとつの作品を作り上げてきていて、ぶっちゃけ「1P1作」という20選のコンセプトとは共存し辛いイベントになっちゃったな、と。
例えば94Pとか、赤ペンPとか、そいPとか。あるいはしょじょんP、わるつP、ふらいんP。
選べねぇよ!
そればかりか、VRFというイベントそれ自体がひとつの作品と言ってもいいのではないかとさえ思います。
そんな中で、私がVRF'11から得た感情を、最も体感できる気がしているのが、この「ワンダーフォーゲル」。
ハロー、サンキュー、そして、グッバイ。
VRF'11を語るキーワードとして、これらの言葉は欠かせないんじゃないかな。
そして、そんな言葉も置き去りにして、私達はそれぞれ、その先へ歩いてゆく。
その決意を感じさせてくれたこの作品を、2011年の〆として推薦したいなと。
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以上、箱外による2011年下半期ニコマス20選でした。
素敵な作品を作りだし、私に見せてくれたニコマスPと、アイドルマスターに、改めて感謝を。
2012年、私達は何と出逢い、別れ、どんな道を歩いていくんでしょうね。
願わくば、その道程がアイドル達と共に進める事を。