2013年下半期ニコマス20選+1・後編

前編からの続き。
まず恒例の「サムネ一選」から。

【アイマス紙芝居】アイドルたちの念能力バトル【大会編最終幕】

テラフガシP
「いろいろあったんだ。」
ひとつの物語を閉じ、新たな一歩を踏み出すにあたって、このサムネはベストチョイスでありましょう。
大いに楽しませていただきました。感謝。
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11.チャレンジファッション 千早モード よくばり宣言!

キャンパスP

よく言った美希!
いやホント、千早の服はなんとかしてあげてほしいんですよ。ワンフォーオールのアレ、どうなのよ。

※参考(動画中の画像ではありません。クリックで拡大)
無印の頃ならいざ知らず、「事務所でみんな仲良く」がコモンセンスとなった現在のアイマスにおいて、
千早のこの服に誰もツッコミをいれないのはおかしいと常々思っていた私としては、
キャンパスPのこの動画はまさにストライクでした。
劇中のコーデは「わがままファッション・ガールズモードよくばり宣言!」というファッションコーディネートゲームを
ベースにしているため、説得力があり、かつリアルに寄りすぎない、アイマスともマッチした雰囲気をみせていて、
目の付けどころが見事だなと。

おしゃれの楽しさを繰り返し説く美希と、プロとしての仕事を見せる店長さんによって、千早はどう変わるのか。
こういうのが見たかった。
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12.【響誕生祭2013】キャッチボール【ひびまこは爽やかな友情】

黒炭落花生(ピーナッツ)P

ひびまこおいしいです。
このふたりの関係は、様々な2次創作において「爽やかな友情」というテーマが貫かれていて、本当に清々しい。
安心して見守れる二人、といったところですか。
BUMPのクサさとセンチメンタリズムが薫る歌詞とメロディーに、この方が描くアイドル達がいい塩梅に溶け合っていて、心が温もる。

いいなあ、この笑顔。
コミュニケーションとキャッチボールという対比は、前編で紹介したノベマスでも用いられた普遍的なものですが、それ故に繰り返し繰り返し、
人の心へと真に響くものであるなと、そう思ったのです。
素敵な誕生祭動画でした。
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13.さいとうこう(元タイトル:shine/2012年05月12日投稿)

ribonP

好きなものと再び出逢うというのは、嬉しいものだなと。
その一言に尽きますね。

ありがとう。
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14.アイドルマスター 寒くなってきた

gxujyg 氏

キッズソングm@ster大好きなんですよ、私は。
平易な歌詞で、クセになるメロディーで、だいじなことを教えてくれる歌と、それを楽しげに披露するアイドル達。
「おはよう!朝ご飯」みたいにね。アイドルに求められる姿のひとつだと思うんです。
gxujyg氏は、今期私が個人的に注目していた動画製作者のお一人。
こういうものを作る方々が、ニコマスというフィールドを維持しているのだと。

このPVでは、メインのアイドルに響を置いたのが大正解。
「父さんにきっと笑われる」ってとこで、不覚にもグッときちゃいました。ははは。
外仕事で寒い中、何度かこの歌を口ずさんで勇気をもらいました。感謝。
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15.左の人がアリスで、右の人がギルティらしい。
※兼:タイトル一選(非公式)

¥$ 氏

今期タイトル一選。字面だけで既に面白いのに、その意味を理解した時の破壊力ときたら、もう。
一発ネタといえばそれまでですが、ここに気付くという事、それを皆が共有できる形で提供するという事、そしてタイトルと動画説明文のキレ味。
容易くできるものではありませんよ、コレは。
ノーマルPVにもまだまだ可能性が埋もれているのだと、改めて感じ入った次第。
それにしても、この3人はネタに困らないなぁ。

ほとんど2人しか見えないけど。一番見失ってたのは真ん中だったというオチまでついて、言うことなし。
大好きですわ。
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16.アイドルマスター Chihaya×Foo Fighters 「Best of you」

赤ペンP

「よしっ!」と声が出ました。
こっちですよね、うんうん。
タイトルを見た時から、クライマックスをどっちに持っていくのか。そこに注目していました。
結果はこの通り、期待通りといいますか、期待以上でした、はい。
(もしカラオケでの熱唱だったらどうしようとチラッとだけ思ったのは内緒)
ゲーム素材PVの方でも、気持ちのいい動画をいくつも見せてくれた今期の赤ペンP。
どれも粒ぞろいという中で、私の心の凸凹にガチッとハマったのは、このアニマスPVでした。

このシーン。登場するのは2度かな?回数としてはスケッチブックの方が多いのだろうけれど、こちらがより印象的で。
そしてラストの無音部。なるほど、と。
千早がこれから歩んでいく旅路を想い、奥歯に力がこもる様な。いいパンチでした。
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17.シンデレラ幻想奇譚 その191 うづパカと智絵里

どきゆりP

直感的に頭に浮かんだのは「これキモ春香と愛ちゃんに置き換えたらどうだろう」というものでした。
自分の理解を越えた存在の言葉によって運命が動くというシチュエーション。まぁ春香さんは爆発しないけれども。いやするかも。
予言にせよ助言にせよ、言葉というものは受け取る側がどう感じ、それによってどう行動するかが大事なワケで、この物語での智絵里ちゃんが
子供時代の踊り場から大人の階段へ足を踏み出したのは、果たしてうずパカの力によるものか、というのは割とどうでもいい事かな、と。
あと、この話は智絵里が誰かに物語る形で進行していますよね。
もしかしたら、これは動画のラストシーンの更に後、意味不明なことを言われた卯月ちゃんに、事の顛末を話している……という筋なのかな。
だとしたら、とても素敵じゃない。私の中ではそうしておきましょう。

この画がホント好き。
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18.【PBoyP@rk'13】 Badboy flygirl 【J4U!!!】

チャオチャオP

Cool。
ファンキーノート組とジュピターのコラボステージ。
チャオチャオPはFN素材のPVをいくつか作成されていて、どれも良作。中でもこれは抜群にゴキゲンでした。
男声と女声でのラップによる掛け合いの表現が小気味よく、また響と冬馬というキャスティングもピタリとハマっていてパーフェクト。
チャオチャオPお得意の反復と畳みかけも実に楽しくて、クセになりますわ。
ヴァイスジュピターとシャイニーでのバンド専用衣装がまた、あつらえた様で驚いたり。

気球ステージは正義ですなぁ。FNのバンドPVがここでよかった。
青空の下での共演。こういうの大好きですよ。
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19.【Novelsm@ster】 私には秘密がある 【アニメMAD】

into_the_blue 氏

いやー、唸りましたわ。
ワンダリングスターの貴音と、アニマスの映像と、かぐや姫の伝説と。
素材自体は既に着古しの感があるものを、一曲の歌を通じて再構築し、ひとつのifを提示するとは。

貴音がいつか765プロを離れるという未来は、そのキャラクターとしての特殊性からファンに広く認識されている可能性ではありましたが、
その理由、なぜ彼女は今ここに居て、なぜ還っていくのか、という部分については依然として謎のまま。
もしかしたら、公式からその事が語られる事は無いのかもしれませんし、それはそれで良いのではないかと思っています。
そのおかげで、こうした可能性の物語が見られるのですから。
作者であるinto_the_blue氏は13年下半期デビュー。
こうして今も、新たな血がニコマスを作っていく。喜ばしい事です。
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20.【Novelsm@ster】プレゼントのナゾ 問題編【765探偵事務所】

ロバストP

このロバストPもまた、13年下半期にデビューされた方の一人。
第一作の765プロアイドル連続殺人事件からして本格派の推理ミステリで、しかも短期集中連載ということもあり、私のハートをがっちりグラップ。
リアルタイムでワクワクしながら追いかけさせてもらいました。
で、こちらは雪歩誕生祭に用意されたプレゼント。
こういった、日常の中での推理パズルというのがね、また大好物なのですよ。
誰も傷つかず、皆が幸せになる頭の体操。素晴らしいじゃないですか。
シリーズ中の彼女達は、全員が探偵事務所所属。それ故のスピーディーな知的キャッチボールが小気味よい。

雪歩と共に巧妙に張られた罠を見破り、隠された真実を導きだす快感を、どうぞ体験してみてください。
私は年の瀬の一夜を見事に奪われてしまいましたが、後悔はなし。大満足の夜更かしでした。
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以上、20作品+サムネ一選でした。
アイマスの世界は広がり続け、もはや私個人の観測範囲をはるかに超えたコンテンツとして存在しています。
そんなアイマスが2014年、劇場版や新ゲーム、その先へ向かって更に加速していく、その年始にあって、今のアイマス、今のニコマスを再発見、
再確認するこの企画の末席に再び加われる事は、とても幸せな事。
願わくば、また次の機会が巡り来る事を。その時、皆が笑顔である事を。
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追伸
上半期のSIDE-B公開、のんびり待ってますんで、宜しくお願いします。