人生の達人

「現実を楽しむ事ができる者が、人生における達人である」
なんて事を、ウェイン・W・ダイアーという人が言ったそうです。
言うのは簡単だよなぁ、とか思ってしまうあたりが、私という人間の限界なんでしょうけれども、
今回とりあげる動画において主役となっているキャラクターは、まさにその言葉を実践しており、
人生の達人たる姿を具象化しているのかなと。
アイドルマスター 第三者から見たアイドル達【真編 4】


作:第三者P
三者PのニコマスPデビューは2008年の7月。
それ以来、765プロ所属のスカウトマン「宇藤さん」を主役としたノベマスを制作されています。

765プロはアイドル事務所だけども、アイドル以外の事務所の人って、Pと社長と小鳥さんぐらいしか出てきてない。他に事務所で一緒に仕事してる人はどのように過ごしているのだろうかと思い、この動画を作ってみました。―――つまりはうp主の妄想な訳ですがw

シリーズ第一話・アイドルマスター 第三者から見たアイドル達【千早編】の投稿者説明文より抜粋
アイマスというゲームは、そのシステム上「プロデューサー」と「アイドル」が一対一でコミュニケーションをとるのが
基本的な形式であり、
またサウンドノベル風という動画形態においても、「画面に映らない主役=俺=P⇔画面上の話し相手=アイドル」
もしくはアイドルのモノローグ、という配役が一般的だった時期において、その二人を傍から見つめる者を設定し、
しかもそれを主役に抜擢するという手法は(それ以前に、そうした動画が皆無だったワケではないにせよ)
氏が「第三者P」という名を襲名しているという事実だけを見ても、相当に斬新であり、また魅力的だったのだと想像できます。
この「第三者が見つめる765プロ、あるいはアイドルとプロデューサー」というスタイルは、その後さまざまな制作者が
挑戦するところとなり、ニコマスの奥行きを大きく広げる事になっていきます。
実はこの「宇藤さん」の立ち位置は、ゲーム内の「プロデューサー」を自己の投影としない場合の、プレイヤーの視点そのものであり、
そのポジション取りが多くの人の共感を呼んだ、とも言えるかもしれません。
三者P御自身は、ゲームとしてのアイマスを未プレイであり、そんな方が魅力的に感じたコミュシーンを物語でピックアップする、
いわば第三者Pの視点を借りて、最強コミュを体験し直すという、非常に幸福な動画群。
何より、宇藤さんから見た765プロのアイドルとプロデューサー、そして宇藤さん自身が、実に楽しそうで。
初見の時から、ずっとファンなのですよ、このシリーズは。

さて。
先日、久方ぶりに投稿された最新作。その投稿者説明文に、こう書かれていました。

どうも初めまして、そしてお久しぶりです。第三者Pと申します。就職活動終わってから活動再開するつもりが、最後の投稿から約3年と9か月も経ってしまいました。ゲフン。そんなワケで久々の動画投稿、そして最後の作品でございます。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

また、シリーズをまとめたマイリストには、こんなコメントが。

あとがき
今回でアイマス動画の投稿を終了します。だいぶ空白が空きましたが、今までありがとうございました。
理由は色々ありますが……簡単に説明すると「愛が足りないぜ!(CV:光吉猛修)」ってわけです。
その証拠にだいぶ雑に仕上がってしまいました・・・およよ。
でも、もし好評ならば活動再開するかも・・・?
それはさておき、ニヤニヤしていただけると幸いです

(新プレーヤーでは、別窓で開かないとマイリストコメント見られないのは、ホント勘弁してほしい)
なんというか。
大好きなシリーズが戻ってきた!やったー!と高揚した直後に、これが最後の作品なのだと知る事となり、
心の中でプラスとマイナスのエネルギーがスパークしている真っ最中なのです。

別に消滅はしないと思うけど。
ともかく、私は人生の達人たる「宇藤さん」と、彼が見守る765プロが大好きだということ、その幸せな世界を私に
見せて下さった第三者Pのファンであるという事は、間違いのない話。
3年9カ月ぶりに宇藤さんに会えて、本当に嬉しかった。ありがとうございます。
あわよくば、また。