「またね」の向こう側

わかってたんだけどね。
目の前に現れると、やっぱりこう、ね。
【Novelsm@ster】 シンデレラの時間 / シンデレラ・ガール ?

作:にわP/すさのP

新人アイドルの凛をプロデュースする「俺」と、アニマス後の765プロとの邂逅。
経験を積んだ赤羽根Pと、彼に信頼を寄せるトップアイドルの春香さん。
アニマスのラストから導かれる、割とありふれた未来予想図、ではあるんですが。

彼は、1年間の環には縛られる事なく、765プロのアイドルをプロデュースできるんだなと。
私達には存在する活動期間のリミットを越えて、春香さんの隣に居る事ができるんだと。
そして、「俺」を通してこの物語を見ている私は、彼ではないんだなと。

アニマスの最終話で、彼は彼女達と共に先へ進む事ができるプロデューサーなんだと示されてから、
そのうち目にする事になるんだろうなぁと、わかってはいたんですけどね。
やっぱりちょっと、切ないな。
羨ましいよ、ニコラス。
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そういえば、そのうち書こうと思っては書きそびれてた事がありました。
アイドルのプロデュース期間は1年という、アイマスにおける不文律。
この物語において、それは適用されるのか?という話。
色黒の社長と、事務に向かない事務員の話。

作:ガルシアP
私の見た限り、作中で1年という期限を切ったのは、第2話。
光の水着グラビアを撮った雑誌編集者と、光のプロデューサーの間での事。
それ以外では、さて、どうだったかな。
765プロ社長は言いました。「俺達は、765プロらしさを捨てきれない」と。
黒井社長は、そしてガルシアPは、どうだろう。
話の本筋とは別にそこんところ、気に留めておこうかなと。