なんか書く

VRF'11の、OGOPの枠。ばらの花。
アイマス2からもこんな愛が生まれると良いのだけれどね。」
というコメントがあって。
さて、どうなんだろうね。
「良いのだけれどね」で切ってますけど「無理だろうね」と続くんでしょう。
でもって、アイマス2を楽しんでいる私としてはそれを否定したいんだけど、その為にはまず「こんな愛」とはなんぞや、という部分を明文化しないといけないのですね。
ところが、私は以前から言ってるんですけど、他者の愛の形なんてわかんねぇよ、というスタンスなので、もうしょっぱなから詰んでると。
だからOGOPとか、あるいはFRISKPの「moralist」とか見ると、私は何も言えなくなっちゃうし、同じくFRISKPの「君に」では「やっぱり春香Pなんだなぁ」としかコメントできなかったんですけど。
あとレスター伯Pの「翌日 ―春香のファンとして―」。
「春香のファンとして」というタイトルの動画内で、春香さんの事を「春香ちゃん」と呼ぶファン代表Pについて。
春香さんはファンから「春香ちゃん」と呼ばれていて、プロデューサーは彼女を「春香」と呼ぶんですけど、私はどうしても「春香さん」と呼んでしまって、おいおい私はどこに立ってるのさと、時々怖くなっちゃうんですね。
で、今回VRF'11で「春香ちゃん」と呼んでみたんですけど、やっぱり違うんです。なんでしょうね、この感覚は。
「翌日」での春香さんは、ずっと「プロデューサーさん」を呼んでいて、「僕」はそれに気付いているんですね。
んで「僕にできる事」をDTなりに必死こいて考えて、「春香のファンとして」翌日EDITのステージをやり遂げるんです。
「春香ちゃんのファン」でなく。
この連作を見ると、春香さんの事を春香さんと呼んでいる自分の弱さというか、まぁ好きな言葉じゃないですけど愛の大きさとか、そういうものが見えてね、やっぱり黙っちゃうんです。
やっぱりVRFになるんですけど、ふらいんPの春香さんは、16歳でトップアイドルになる事はできなかったんですね。
そういうナレーションが入った時に、私はてっきり「バーモント・キッス」が来ると思ってたんですけれども、そうではなくて。
でもまぁ、いま考えたら、ここで「バーモント・キッス」はないですね。この春香さんは辿り着いてますから。
「辿り着いてるってどこにさ」と言われると、また黙っちゃうんですけどね。ははは。
えーと、それで実際に流れた「These Days」で、やよいがフラッシュバックで何度か映るんです。プロデューサーとの別れの場面でさえも。
で、17歳になった春香さんは再デビューを果たすわけなんですけど、これってプロデューサーの目線で考えた場合、けっこうしんどいんじゃないのと。
続く「乙女大志」の前説で、ふらいんPは「ハム蔵Pの助けもあり」なんて言って茶化してますけど、要するに春香さんはプロデューサーの手の届かない所へ行っちゃってるわけですよ、これって。
だって、春香さんの手を引いたのはやよいだから。
そういう、自分の手を離れたところで輝いている春香さんを描くというのはね、特に30分という枠を使い切って、そこへ辿り着くというのは、これ結構アレだよなぁと思うのです。
アレって何さ、と言われると、まぁ黙るんですけどね。
射座の日Pの「ジターバグ」とか。
ここに居る16歳の春香さんと17歳の春香さんは補完し合う関係にあって、片方が凹んでる時にもう一方の歌が「暗闇を切り裂いて」いるんですね。
最終的にはふたりともが輝きを放って、そんな春香さんの声が聞く者の暗闇を切り裂く事を、春香さんを見守るPは願ってる。
で、そうなると、プロデューサーの立ち位置というものが難しくて、「どっちの春香もいいんだよゴチャゴチャ言うなボケ」とか言われそうなんですけど、というかそう言ってほしいんですけど。
まぁそれはそれとして、「高架線」「ジターバグ」ときて「終わる事無き『革命』を」に出てくる春香さん、当日の感想で「遠さが刺さった」って書いてるシーンですけど(「アイドルマスターを救うのは、愛だと思う。」については、ちょっと置いときます)。
ライヴフォービーナスなんですよ。チェリーギンガムじゃなくて。
ここは「目覚める前にもう一度」って歌詞が振られているシーンで、この春香さん輝きまくって表情とか殆ど飛んじゃってて、しかも背を向けてしまうんですね。
「どの春香さんも春香さん理論」でいくなら、悩む必要ないんですけども。
んー、この春香さんに何を託したんでしょうねぇ。黙っちゃいますね。
さて、ここまで書いてきて、まったく何を言いたいのかわかんねぇよ、と言われそうですけど、つまるところ私はVRF'11を最高に楽しんだし、「ばらの花」の時にコメントした方へ何らかの返事がしたかったし、あとはそう、春香さんの事を自分がどんだけわかってないかというね、そこんところが見たかったのかな。
で、ここまでが前置きなんですけど、今回のVRFで一本コレと言うなら、うしわかPのワンダーフォーゲルで。
アイドルマスター『ワンダーフォーゲル』(真 雪歩)

作:うしわかP

前置き読まなくても、このPVを見ていただければ伝わるところがあるんじゃないかと。
春香さん出てないんですけどね。