「アイドルマスター4」からの脱却

今はタグとして残ってはいないんですけど、初見時の印象をタイトルにしてみたという事で。
夢を背負うプロデューサーと、狼煙を上げる少女の話。

作:ガルシアP

とりあえず、ココかなぁ。
これ、「22秒の動画」に添付されたメッセージか何かなんでしょう。
涼の独白ではないね。初見時はぎくりとしましたが、彼の一人称は「ボク」ではなく「僕」。
11話でも涼は自分の事を「僕が君のプロデューサーだ」と言ってますし。
そこは読み違えてはいかんなと。
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あとはそう、876プロについて、少し。
11話までの時点で、876プロが置かれている状況は、それなりに把握できていたワケで。
例えば第6話、光のデビュー曲の為に作曲家を探すシークエンスでの、まなみさんのセリフから。

ここで「武田さんが作曲家である事を、まなみさんが知っている」という事は、涼がDazzlingWorldを歌っているという事。
そして「表舞台から去り」という表現。涼が後を継いだワケではない事が予想できます。
後に武田さんを襲った悪意について語られるわけですが、そこでも涼の話は出ませんでした。
そもそも、今の律子を見ても、涼がアイドルを目指し、ダズリンを歌うレベルまで到達していたとしたら、もうAエンドしかないだろうと。
それなのに、武田さんと関連付けられて語られる事のなかった涼。
なんかあったな、と。
そして「あのふたり」とは、絵理ともうひとり。この時点では相方は不明でしたか。
でも、尾崎さんではなさそうだというのは、なんとなく見えますね。元々フリーですし、彼女。
尾崎さんと絵理が別れているという事は、絵理がどこかの時点で765プロのアイドルに敗れているという事になります。
まなみさんが絵理の作曲スキルを把握しており、この場面で直ぐに思い出しているからには、作中でも「プリコグ」の評判は上々だったのでしょう。
ということは、絵理を倒したのは伊織と考えるのが自然ですかね。
実は、現876は絵理が社長なんじゃないのかな、と考えていたのですが、今回の一件で改めてそう感じたり。
石川社長、続投は無理だろうなぁとね。
尾崎さんについては、11話で見せた強い恐怖心が少し引っかかっていたのですが、12話で疑問が解消されたかな。
現876プロがオフラインでの活動を行わないのも、同じ理由でしょう。
あと言うまでもない事ですが、まなみさんが876プロから身を退いているという事もわかります。これは愛に関連する事。
で、次に第9話、千早と現765プロ社長との会話。

舞さんの復活、その後Sランクとして君臨した時期もあるという事で、愛のランクも一定以上であった事がわかります。
しかし、現在のまなみさんからは、日高家の気配を感じないのが妙だなぁと。
どっとっぷのランキングにも、彼女らの姿は無し。
これは876、相当な事があったんじゃないの?とね。
それをふまえて、春香さんが光に伝えた、あの言葉。

この時の春香さんの涙については、まだ考えないといかんかな。
単純ならざるモノをこめての言葉だと思いますよ、これは。
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正直なところ、12話で語られた過去については、まだちょっと判断が難しいかなぁ。
ぶっちゃけてしまうと、夢子は故人(その場合、死因は自然死ではない)の可能性もあると考えていました。
で、今回。
私は彼女について、具体的な過去設定を描写する事は無いだろうと踏んでいたのです。
この作品が描いているのが「アイドルマスター4」なら、それを見せる事は無いだろうとね。
でも、そうではなかった。
その上で。

ガルシアPは、この言葉を言えるのだな、と。恐ろしい人だ。
これは覚悟ですよ。登場人物を、全部まとめて救ってやると言っているに等しい。
その中には、東豪寺プロも含まれるワケです。どんだけハードル上げてんですか。
この物語がどこへ向かうのか、これからも追いかけていきたいと思います。
ではでは。