【アイドルマスター】 箱m@s 第12話 【CUBE】を観る

私はブログ記事を「ニコマス記事総合リンク集」に登録しているのですが、その際に利用する「ニコマストラックバックセンター」の使い方についてs-e-iさんのブログ「Hatenallusion NetWork?」にて解説記事が書かれています。

ニコマストラックバックセンター、まだまだ利用している方が少ないのです。ここは登録記事数が増えてこそ、より有用なツールに変化していきます。動画検索そのものは各種ツールがすでに多々ありますので探すのは比較的楽になりましたが、記事に関してはまだまだGoogleやYahooなどの検索に頼らざるをえない状況です。ですが、GoogleやYahooなどは最新記事の検索には強いものの、過去の記事の検索は正直言って難しいんですよね。ニコマストラックバックセンターが機能すれば…!

と、そんな事を思いながらちょっと紹介記事なんて書いてみました。

みんなどんどん使おうぜ!


仰る通り、利用者が増えれば増えるほど便利になるはずなので、ブロガーの方は積極的に参加してほしいなーと思います。私も時間があったら、他の方のブログ記事(もちろん参加表明されている方のもの)へのタグ付けをしていこうかなーと。そうして繋がりが増していけば、箱m@sを観てくれる方が一人でも増えるかもしれませんし。
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さて、箱m@sも12話。なかなかの長編になってきましたねー。楽しみが続くのは嬉しい事です。
【ニコニコ動画】【アイドルマスター】 箱m@s 第12話 【CUBE】

前回の衝撃の天海を受けて、今回はその謎解きパート。いつもの様にネタバレ感想は続きに格納します。
今回は11話のラスト、(5,9)にPが閉じ込められた場面からスタートです。
扉が開かない事を告げる千早と、その千早を押しのけるように扉にすがる美希。
前回「(5,10)側から扉を押さえている可能性」について触れましたが、これは杞憂でした。とりあえずはよかった。いや、ちっとも良くないんですが。
ここでPが扉を叩く音が5人に聞こえている事から、箱の防音は完全ではない事がわかります。という事は、銃声なんかも他の部屋に聞こえている可能性はありますね。例の伊織達の事ですが。
しかし、音だけ聞こえて手が出せない状況というのはキツいなぁ。もしPが無意識にでも断末魔をあげていて、それが聞こえていたらと思うと……。

ここでの5人の表情ですが、罠を実際に体験している3人と律子の間に、一種の温度差を感じますね。特に亜美と春香に関しては、既に諦めの感情がみてとれます。千早も「罠にかかったと決まったわけじゃない」とは言っていますが、これは察している顔ですね。
00:57
(5,9)側から扉を叩く音が消えてしばらく後、閉ざされていた扉が開きます。覗き込んだ美希が見たものは。

プロポーションやら天才肌の言動やらで忘れがちですが、美希は14歳。わずか14歳で受け止めるには、このシーンはあまりにも重い。描写はされてませんが、臭いなんかもあるでしょうし。
放心状態で(5,9)へ入ろうとする美希を止めたのは律子でした。さすがりっちゃん……と言いたい所ですが、個人的にここは律子の冷静さに違和感を感じましたね。
11話で律子はPへ想いを寄せている事を匂わせていましたし、実は彼女、予想外の局面に弱かったりします。この場面では最も動揺しそうなキャラだなーと思っていたので、美希を止める役に回ったのは意外でした。ここは美希と律子の立場が逆でも面白かったかなー、なんていうのは、観る側の勝手な妄想ですけど。
ともかく、Pを失い呆然とする5人を描写してタイトルへ。前話の感想で危惧していたチーム内での分裂は、とりあえずなさそうです。
あと、コメントの「ハニーグリル」重いシーンなのに爆笑してしまいました。その発想力、わけてくださいw
03:12
最初に行動を起こしたのは千早でした。ここは今までの流れからすれば当然でしょうね。律子に移動を促し、美希以外の2人も同調します。
ここまで落ち着くのに、どれくらいの時間を消費したんでしょうか。事前に一度休んでいましたから、肉体的な疲労はさほどでもないでしょうが、精神的には一気に消耗したでしょう。1〜2時間は要したと予想。そうすると伊織がますます絶望的になってきますね。
美希はPの傍を離れたくは無いようですが、律子と千早に説得されて同意。納得は、していないでしょうね。
「ここを出るのよ」とは律子のセリフですが、そもそも、出口があるのかどうか。アイドル達の中には、そう思う者も出てきそうな雰囲気になってきました。あまりにも絶望的。
それでも5人は揃って律子達の初期位置、(3,9)へと戻ります。普段の結束力の強さがあればこそだろうなぁ。この強さがうらやましい。
04:35
仮説が崩れた事に動揺を隠せない千早と、法則性そのものに疑問を投げかける律子。
これも実際に罠をくぐりぬけてきた者と、移動を始めたばかりの者の対比になっていますね。こういう別視点からの意見がきちんと入るのは丁寧な仕事だと思います。
と、ここで春香が千早に話しかけます。

ここまで、常に後方から罠について考えてきた春香。ここからの千早と春香のやりとりは、正直しびれました。

春香の言う「見落とし」に思い当たるも、すぐにそれを否定する千早。ですが、さらに千早は思い出します。それはPの言葉。

これをPが発したのはいつ、どこだったか。確認して震えました。
第9話、04:40〜05:20。第8話でののワさんを目撃し、第9話では居なくなっていた(2,7)に関するセリフです。あの時、Pと観ている側の注意は完全にののワさんに向けられていました。だから、罠の確認が中途半端でも気がつかなかった。ののワさん=罠だからと言って、ののワさんが移動した後の部屋に罠がない保証は無いにもかかわらず、です。
更に、この時Pの靴を両方(4,6)の確認で使っていた事もポイントになっています。もし自分の靴があれば、多少急いでいても靴での確認を行っていたかもしれません。しかしこの時、既にPは靴を両方消費しており、千早から借りては投げる、という方式を取っていました。だから「ついでに覗き込んだ」(2,7)の確認に、靴を使えなかった。
そしてそれに気付いたのは、ののワさんを直接見ていない春香だったという、この流れ。

実にうまい。完全に素数traPの仕掛けた罠にやられました。Pも私も。ここへ来て完全に裏をかかれるなんて。やってくれた喃。

自責の念にかられ、落涙する千早で第12話は終了しました。いやぁ……たまらんですわ。ののワさんをこういう風に使ってきますか。
ファンで良かった。うん。
最後に今回のマップと、新たな仮説に基づいた全体図を付記します。この仮説が正しいとすると、移動可能な範囲はかなり狭まった事になります。しかし、だからこそ右下の閉鎖された部分が気になりますね……そして、来た道を戻らざるを得ない5人。今度こそ、ののワさんと遭遇する可能性がかなり高いです。次回も目が離せませんね。では、今回はこれにて。