こんな「アイ」が生まれた日

なんて透明なんだろう、と。
そう思ったのです。初めて見た時。
アイドルマスター 春香 「グッバイ、ハピネス。」

作:オペラP

なんてあたたかいんだろう、と。
そう思ったのです。初めて見た時。
春香さんの誕生日なので、ホールケーキハットっぽいケーキ作ってみた。

作:オペラP

どうしてこんなに透明なんだろうと考えて、ふと気付いたんですが、「グッバイ・ハピネス」にはプロデューサーの姿がまったく見えないんですね。
コミュの映像は用いられているんですが、Pの言葉どころかセリフ枠すら登場しない。
それでいて、春香さんの中にはプロデューサーさんが確かに居る事が、沁み込むようにこちらへ伝わってくるという。
例えばダンスシーン、つまりアイドルの春香さんは、3人のユニットであり続けるんですね。
それがプロデューサーさんとの約束だから。
でもそんな中で1番が終わった直後、ほんの数カットだけ、ひとりでステージに立つ春香さんが居るんです。
もしかしたらフレーム外に雪歩とやよいが居るのかもしれないけれど、ドキッとしましたね。
一方で、「作ってみた。」の方はというと、もうオペラPの好き好きビームが溢れ出ちゃって、ラブレターまで読み始めちゃう。
楽しそうに歌ってる春香さんただひとりへ向けられたもので、とてもわかりやすい。
でも、「少しだけでも届けられたなら」なんですよね。
プロデューサー側の感情を排した形をとる事で、春香さんに寄り添う様な、春香さんが「あなた」を待つ一年間を追体験する様な「グッバイ・ハピネス」と。
春香Pとしての「言葉だけでは言えない熱い気持ち」を、ケーキと動画にこれでもかと詰め込んだ「ホールケーキハットっぽいケーキ作ってみた。」と。
このふたつの誕生祭動画は、互いが互いの周りを回る、双子星の様なものなんでしょう。
それは例えば、VRF'10の七夕Pのような。
アイドルマスター 360s &

break  アイドルマスター

作:七夕P
.
ひとつの動画ではコントロールしきれない想いを、こういう形で安定させるという試み。
更に考えると、この誕生祭二作品は、もうふたつの動画とも対になっているかもしれない。
【アイドルマスター】DIGITAL GIRL【天海春香】


【アイドルマスター1・2】RADICAL DREAMER【天海春香】


オペラPは「アイドルマスター1」の引力に抗うのでなく、「アイドルマスター2」にも同じ種類の、でも同じではない力を与えたのだなぁと。
.
VRF'11の、OGOPの枠。ばらの花。
アイマス2からもこんな愛が生まれると良いのだけれどね。」
というコメントがあって。

ぜひ、このコメントをした人に、この春香さんを見てほしいなぁと。

強く強く、思ったのでした。