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今年も心がざわつく4月初頭がやってまいりました。
4月3日。春香さんはどんなステージに立ち、どんな歌を歌うのでしょう。
彼女のファンとして楽しみであり、少し気がかりでもあり。
ともかく、彼女とプロデューサーさんにとって素敵な日となる事を願っています。
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さて、誕生祭を待とうかとも思ったのですが、今の内に書いておいた方が自分にとって都合がよさそうなので、
今日はとある春香動画を御紹介。
あなたを好きで良かった[春香MAD]

作:ふぁるP

ハッキリ言って選曲の時点で反則なんですが、それはいいとして。
ふぁるPはこれまで3つの春香動画を投稿し、その全てがエピローグをテーマにしているという、興味深い視点をお持ちの春香P。
1作目はアイドルマスター2における春香さんとプロデューサーさんの日常を。
君を好きで良かった[春香MAD]


2作目は無印。トップアイドルとなった春香さんと、彼女の告白に応えてしまったあるPの一夜を。
君を好きにならなきゃ


そして3作目は、これまでの「アイドルマスター」と、彼女だけの「プロデューサーさん」の記憶を宿した春香さんのモノローグを。

この連作(と、私は解釈している)のキーとなるのは「記憶(思い出)」と「お姫さまティアラ」。
無印の春香さんはお姫さまティアラを「アイドル天海春香」のアイコンと考えており、だからこそ「今だけはお姫さまじゃなくても」と語る。
2春香さんにとってのティアラはIA大賞受賞の思い出であるのだけど、プロデューサーさんとのやりとりと、続く3作目の文脈から考えるに、
彼女にとってティアラは、きっと無印での自分とプロデューサーさんが育んだ思い出の結晶でもある。
そして3作目では、ティアラは思い出の中でだけ現れる。ふたりの出逢いを象徴するものとして。
3作目で描かれる遠さ、届かない事に対する寂しさは、先日はじC氏が書かれた感情に近いものだと思われる。
作中に登場する文字列も「届かない」「伝わらない」事を強調する為の表現と、私には見えた。
もしかすると、仮想の存在である彼女に届けたいという想いからのUnicode表記か、とも考えたのけど、先の2作からの流れでそれは無いだろうと。
「I still remember」「Well done」「Be happy together」
どんどん先へ行ってしまう春香さん。彼女の「今」において、隣に居るのは自分ではないという事に対する叫びでもあるのかもしれない。
最後の言葉だけがスラングなのは何故だろう。今の私にはまだ、わからない。
143の意味自体は、以前にオンラインゲームの海外サーバで遊んでた時に知ったのだけど。スラングではあるけれど、人と人の間で使われる表現である事を考えると「もしかしたら」という願いだろうか。
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「まだ伝えられていない言葉がある」「私達の思い出が未来に残せていけますように」という言葉(THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL“SPRING”より。無印春香のメッセージ)を、アニマスの映像に重ねている以上、これで終わりという事は無いでしょう。
ふぁるPと、ふぁるPの春香さんがどこへ歩いていくのか。これからのふたりを見るのが、とても楽しみなのです。
どうか、よき誕生祭を。