VERROCK FESTIVAL '11 開催に思う事

iM@S KAKU-tail Party 6、終幕しましたね。

うん。すごいイベントでした。
2nd Weekの作品感想については、個人的な事情により非公開とします。どうかご容赦を。
さて、そんなKAKU-Tail6の3日目に登場したシークレット枠。
全作品レビュー時にも書いた通り、正体はこちらでした。

VERROCK FESTIVAL '11(オフィシャルサイト)
VERROCK FESTIVAL '11
総合演出:めいろっくP/動画制作:versusP/アートワーク:キーボーP
アシスタント/文章:damehumanoid氏/アシスタント・文章:婿固め氏
アシスタント/広報:卓球P/アシスタント/広報:えびP

今までにあったニコマスのイベントとは少し違った、
ロックフェスをイメージした新しいタイプのPVMADのイベントを。

というわけで、昨年末にニコマスを大いに沸かせたフェス、VRFが今年も開催される事が決定したそうです。
今日は、その知らせを聞いた時に思った事、思い出した事などを、つらつらと。
この告知が目に飛び込んできた時、実は最初に浮かんだのは、期待よりも疑問でした。
「本当にあれを、もう一回やるの?というか、できるの?」と。
あの空気、あの熱を、もう一度作るなんて事、できるんだろうか、と。
企画サイトにある通り、私を含む多くのイベント参加者は、このイベントがどんな構成で、何を狙って開催されるのか、
把握しきれないままにフェス当日を迎えていたと思います。
では、そこに何を期待していたのか。
もちろん、参加するプロデューサーのラインナップを見れば、そりゃニコマス好きとしては無視できる筈ないんですが、それだけじゃなかったんじゃないか。
多分、みんな確認したかったんじゃないかな。
自分が好きなモノの力を。自分が好きなモノを好きな人達の力を。「アイマスが好きでいいんです」って言いたかったんですよ、みんな。
アイドルマスター2 アイマスが好きで「        」

作:めいろっくP
それと「もしかしたら、これが最後かもしれない」って気持ちも、どこかにあったと思うんです。
あの時、アイマス2発売まで、あと2ヶ月になった頃。新春ライブでアニメ化が発表され、「The world is all one !!」の合唱が行われる前の、あの時期。
そりゃ表面的には落ち着いてきた頃合いでしたが、ちょっと触れ所を間違えたら、そこかしこから血が滲み出てくるような、そんな雰囲気だったんじゃないかと。
だからこそ「もうこうなったら、この祭に俺の「ニコマス愛」を全部ぶつけてやる!」みたいな空気が生まれたんじゃないかなと。
これは想像するしかないんですが、以前にカズマさんが何処かで仰っていた「ニコマス黎明期の熱」に似た波長だったんじゃないでしょうかね。
(MAD H.264) アイドルマスター 美希・雪歩・伊織 「エレクトロ・ワールド」

作:ulaP
(mmtsgzkwys氏の作品は、現在非表示設定となっていました。残念)
そんな、どっちかって言うと緊急避難に近い感情と、もしかしたらという期待と、両者の芯になっている「アイマスが好き」って気持ちと。
それらがごちゃ混ぜになったまま飛び込み、そこで出演プロデューサー達が全力でぶつけてきた想いと出逢い、爆発したのがあのVRFというイベントだったのかなと、いま振り返って思うのです。

アイマス最高。
みんな出しきったよね。プロデューサーの皆さんも私達も、手持ちの可燃物は全部燃やしちゃったんじゃないかな。ホントすごかったんだ、この瞬間。
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で、VERROCK FESTIVAL '11 。
開催は前回と同じ12月。でも、いろんなものが前回とは違います。
最大の違いは、もちろん「私達が「VRFとは何か」を知っている」という事。

この弾幕。今でも覚えてますよ。最初は数もまばらで、EDFとかDVDとか混じってたんです。それがサビの直前で統一されて、一気に密度が濃くなって、それぞれが色をつけていって。
あの時の痺れるような感覚。それを、私は知っています。
たぶん、今回のVRFでも、この弾幕は登場するでしょう。もしかしたら、開幕前の待ち時間で、既にこうなってるかも知れません。
私は、そうなるのが怖い。
あの弾幕が、VRFの「おやくそく」になってしまうんじゃないかと。特別だったものが、陳腐化するんじゃないかと。

今年もまた、あの熱い冬がやってきます。

VRFオフィシャルページには、こう記されてます。

そこに確かな熱量があったから。

まだその熱は残ってるから。

今年もまた特別な時間を過ごしたい。

できることなら去年よりもっと熱く、濃密な時間を。

そう思ってます。

damehumanoid氏は、御自身のブログに、こう綴っています。
去年、あの時に炸裂した熱は、確かに今でも私の中に残ってます。でなければ、この記事は書けるワケないもの。
でもきっと、この熱は今年のフェスには持ち込めない。それは違うと思うのです。
開催まで、あと3か月弱。
私は期待しています。今年のフェスには今年のフェスだけの、何かを。
あの時とは違う熱を新たに宿してくれる、そんなフェスが開かれることを。