ブルームーン

昨日は私の誕生日でした。
「やよいと4日違い!」とか言ってる私は、いつの間にか引き返せない所へ来ているなー……。
などと、しみじみ思う今日この頃です。
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さて、今日、3月30日の月は「ブルームーン」。
といっても、月が青くなるわけではありません。実は、今月は珍しい事に、満月が2回、空に昇るのです。
その2度目の満月のことを「ブルームーン」と呼ぶのだとか。
転じて、めったに起こる事の無い出来事を指す言葉としても使われるそうです。
うん、さっき初めて聞いたんですけどね。いい響きです。
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そんなわけで、今日は「月」が登場するノベマスを御紹介。
月が色んな形を見せる様に、アイドルマスターというひとつの世界が様々な形に描き出されています。
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=もう一つのアイドルマスター= feat 堀北ルナ

作:明石太郎P
「堀北ルナ」という人物を御存知でしょうか?れっきとしたアイドルマスターの登場人物の一人です。
彼女はオーディションにおけるライバルNPC。ゲームプレイ中は数値しか目に入りませんが(私自身がそうでした)、
考えてみれば彼女もアイドルであり、ひとりの人間なわけです。そんな彼女にスポットライトをあてた作品。
諸事情により所属事務所を離れ、フリーでオーディションを受け続けるルナ。しかし現実は厳しく、765プロをはじめとする
大手事務所のアイドル達に敗れる日々が続いています。
そんなある日、彼女に1人の男性が声をかけてきます。「君をスカウトしに来た」と。
所々にネタを挿んだテキストと、それ以上に見る者を引きこむ熱さ。堀北ルナという顔すらわからないキャラクターが、
とても魅力的に表現されています。
そして、この作品にはもう一つの月が登場します。その正体は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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【Novelsm@ster】 月世界 【短編】

作:にわP
皆既月食の夜。千早は春香に誘われ、事務所の屋上で夜空を見上げます。
光を失い、欠けてゆく月の暗く紅い陰に、千早が、春香が見たものは……。
終わりなのか、始まりなのか。これもまた、はるちはの一つの形なのかもしれません。
キャラクターの心理描写と情景描写、そしてBGMとの調和。にわPのそうした武器を「闇」に向けた時、どうなるのか。
あらためてPの力量を感じました。重い。
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心の隙間を埋めるノベマス03

作:コンマイ
双海亜美には秘密がある」
ある日、撮影中に足を怪我してしまった亜美。彼女は真美と入れ替わり、いつも真美が閉じこもっていた部屋に入ります。
その部屋で、真美の「日常」を体験していく亜美だったが……。
シリーズ第一作から、独自の世界を描き続けているコンマイPですが、今回のはひときわ強烈でした。
密閉された真美の世界の中で、亜美が見てしまったもの。そして、衝撃のクライマックス。
月がいつ、どんな形で登場するかもお楽しみに。
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In Other Words

作:惜しいP
一日の仕事を終え、事務所へ戻った雪歩とプロデューサー。
雪歩がPへ向ける想いに気付いた音無さんは、彼女を「応援」して先に帰ってしまいます。
月が照らす夜、ふたりきりの事務所で、雪歩とプロデューサーが交わす、ぎこちない会話。
プロデューサーが、きっちりと大人として行動するのが好印象。そしてそんな描写が、後半の展開を引き立たせます。
それにしても雪歩かわいいなぁ。あと音無さん、(今回も)ちょっと自重してください。
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ちなみに。
真の意味での「ブルームーン」も、ごく稀にですが観測される事があります。

月は古来より、その美しさ、妖しさで、人を魅了してきました。
そう考えると、アイドルは月に似ているのかもしれませんね。願わくは彼女達が、いつまでも輝き続けますように。
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……月が綺麗だね。やよい。